これが年賀状の起源とも
言われているよ
美脚のお陰だったんですね
江戸市中では現代の数百円程度で
文を出せるという手軽さから、
庶民の間でも年始の挨拶状が
やり取りされていたとか
うむ、これは大阪のある商人が
年始回りに行けない得意先のために
考案したとも聞いたな
年始挨拶の代筆業まであったのぞ
*江戸末期には年始の挨拶文と
縁起物を一緒に書いた刷り物も
販売されている
ただ、江戸と言えば、
この年賀はがきとやらは
名刺に近い気もするな
初めましてじゃないんですか?
ああ 江戸時代(19世紀初期)の
名刺は主に訪問先が不在の時に
名前を墨書きした和紙を戸口に
挟んで来訪を知らせるためのもので
年始回りの際には賀詞を入れて
残すこともあったのだ
確かに似てはいるね
その後、現代の郵便の元になった
制度は明治4(1871)年に
確立したんだけど、
当初の郵便物での年始挨拶状も
やっぱり書状形式で、
数もそう多くはなかったとか
まだこれなんですね
(びらっ)
うん そもそも官製はがき*が
発行されるのは明治6(1873)年
だからね
(*2007年の郵政民営化に伴い
郵政はがきと改称)
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