後世にできた
「層塔型(そうとうがた)天守」は
(特殊な場合を除いて)
層と階が概(おおむ)ね一致
していますが、
?そうとう
初期の
「望楼型(ぼうろうがた)天守」が
くせものです
ボロ…?
三層四階とか、四層六階とか…
何がちがうんですか?? (だりだり)
「層塔型(そうとうがた)」は
下層から上層まで
一体型になっています
下から上に向かってだんだんと
小さくなっていくので、
形も正方形に近いものが多く、
見た目もスッキリした印象だね
上から見るとこんな感じ
(イメージはX'masツリー)
・一般的に望楼部(ぼうろうぶ)
には廻縁(まわりえん)は
見られない。
「望楼型(ぼうろうがた)」は
下層の入母屋造(いりもやづく)り
に望楼(ぼうろう)となる建物を
取って付けたような造りだね
上層と下層は違う構造と
とらえて差し支えないかな。
上の建物が下の建物に
めり込んでるような印象だよ
(ぶすっ)(ぎゃーっ)
・一般的に望楼部(ぼうろうぶ)
には廻縁(まわりえん)がある。
※廻縁・高欄(まわりえん・
こうらん):
バルコニーのようなもので、
外に出られる造りのものと
出られないものがある。
…で、何で見た目とちがった
階数になっちゃうんですか??
うん。
「望楼型(ぼうろうがた)」は
下層の入母屋(いりもや)に
屋根裏部屋を造っちゃったり、
廻縁(まわりえん)の下に
階を造っちゃったりして、
層より階が多いといった現象が
起こります
廻縁(まわりえん)→
入母屋造(いりもやづく)り→
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