[一寸一杯]
うい〜 [←酒豪] [ぺんちん]
おやじ あいそ頼むよ (ガタ)
ぬっ? [←強豪]
あいよ、毎度!
あいそ? あいよ?
(ガタタン)
おい!いいのかおやじ?!
なにをニヘラニヘラしている!
ええっ?
? あ〜
愛想というのは――― 酒豪よ!
いつものあれをやってやれ!
よっ!酒豪屋!
愛想というのは昔(江戸時代)の
支払いの慣習から来ていて―――
も〜 なげやりだなあ
馴染みの店ではその都度
全額清算するのではなく、
一割ほどツケを残すことによって
「また来るよ!」
という意思表示をしていました。
逆に… ツケを清算して、
「もう来ない!」
という意思表示をすることもありました。
うむ 愛想は「愛想が尽きた!」
の略なのだ。
捨てゼリフですね! まずい!
また、お店の人が
「全額払って下さい」というのを遠回しに
「お愛想でお願いします」と使ったり、
サービスの行き届かなかったことや、
勘定を請求することをへりくだって
「愛想がなくてすみません」
と使ったりしたことが始まり
とも言われています。
※元々京都の小料理で女性が
使っていたのが、江戸〜明治期に
かけて全国に広まったとか。
やんわりと「金払え」ですね!
うむ いずれにせよ、
客が使うのは感心せんな。
と言うわけで、ツケでよろしく (君の瞳に!)
お愛想でお願いします。
[おしまい。]
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