[酒豪]
おーい
[ぺんちん]
ほっ
ちょっとそこの電卓取ってくれる?
[強豪]
とくい [デンタル]
それ電話 それフロス
あーもー
その電子式卓上計算機のことだよ
[略して電卓!]
まぎらわしいですね…
あぁ
そのえれきてる算盤(そろばん)か
ぬっ
[がっ]
へっ
酒豪よ!
えっ ?!
なぜこれらは違うのだ?
おいらぺんちんですよ
え〜と…それは…
違う機械だから…?
――― ああ
テンキーの並びね。 それなら…
まず、電話の0は10を表しています。
…その顔をやめろ
? ?
これは数字を信号にする際、
「0」だとあるのかないのか
認識できないということで
「10」にしたわけ。
(パルス信号)
ぷつっ=1 ぷつぷつっ=2…
[昔は交換手が耳で聞いていました。]
「1から10」と考えると、
上から並べるのが自然だし…
電話機は元々壁掛け型だったから
視界の近いところに1がある方が
数字を認識しやすい、
というのもあるとか。
? 近いところに1…?
一方、電卓の0は0そのものだし、
計算は0や1は
使用頻度が高いから…
ふむ、こいつも同様で、
手前に一を置いたわけか
計算ずくだったんですね!
そういうこと。
[おしまい。]
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