私には最近―――
気になっている人がいます
(カラコロ カラコロ)
来た! 今日こそは―――!!
強豪(?)さん!!
[近所の娘] (ざっ)
[強豪]
むっ? 何事だ、近所の娘?
(カラ…)
[酒豪]
んっ?
[ぺんちん]
ほっ?
強豪さんって―――
何型の何座ですか?!
(―――なぞかけか?) む
ガッタガタの便座―――
というのはどうだ?
(そう来たかー!!)
あーあーあー
なかなかやりますね!
え〜と…
じゃあ、お誕生日はいつですか?
ぬっ? ……
うむ、いつだったか……
新暦にすると…?
おいら5月5日です
えええええええ?!
あー… 昔は「数え年」だったしね
かぞえどし?
うむ。
まず、生まれた時は皆一歳なのだ
で、お正月を迎えたら
みんな一斉に年を取るんだよ。
→ 正月 → 正月 → 正月
1歳 | 2歳 | 3歳 |
歳神様(としがみさま)の御霊(みたま)
=一年分の魂を分けて戴いて、
年を取ると考えられていた。
さーあ うけとれー
へっ?としがみさまの
寿命が減っちゃいますよっ
神様だから大丈夫だよーん
ほっ
…… じゃあ、大晦日に
生まれた人は次の日2歳
……ってこと?
めざましい成長ですね?!
まあ、そういう人もいただろうけど…
安心せい!そこいらはたいてい
柔軟な対応*をしたのだ!
*年明けに生まれたことにするとか
ちなみに、今みたいに「満年齢」で
年を数えるようになったのは、
明治35年(1902)に施行された法律*
によるものだよ
*「年齢計算ニ関スル法律」の
「年齢ハ出生ノ日ヨリ之ヲ起算ス」
fade out... ぞろぞろ
(まさかの百歳超え!?)
[つづく!]
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